とんでもない企画が進行中

この週末もETロボコンは各地で試走会や独自勉強会が開催されます。その中のひとつ、8月1日(日)には、ETロボコン本部主催の『ETロボコンから創めるPM(プロジェクトマネジメント)』というセミナーがあります。
ボクが九州の技術教育に行った時に感じたことですが、PMはETロボコンに参加する社会人チームの方にとっては、普段から仕事で耳にしている言葉のようですが、学生さんにはほとんどなじみが無いようでした。そんなもんなんですかねぇ...
今回のセミナーはUStreamを使って、インターネット中継されます。遠方で参加できない方も、技術教育等の時に配布したPMBOKの本を手元において、夏の昼下がりにPMの勉強をしてみてはいかがでしょうか。
正式アナウンスはまだまだ出ていませんが、中継担当の方のつぶやきによると中継URLは↓のようです。
https://etrob363.securesites.net/2010team/live/seminar.php
各チームのIDにてログインしてから視聴してください。
# なお中継URLは、正式アナウンスを確かめてご利用ください。


ちなみに、このセミナーのテキストを事前に見させてもらいましたが、時間の割りにもの凄くボリュームがあります。これを4時間で本当にできるのか、ちょっと心配ではあります;-p




ところで、このセミナーの案内のメールに、

カキ氷(!?)等、冷たいものをお出しますネ。
連日、暑いので、講義を励める様に、カキ氷等の何か冷たいものをご用意
予定です。こちらもちょびっとご期待下さい。


とありました。ぉいぉい、そんなことホントにするのか?
ETロボコン実行委員会のメンバは、何事もノリで動いてます(^^;

ETロボコン関連合宿聖地化するのか!?

昨日のブログに、


# ちなみに上の写真の一番左側の後ろ向きの女性は、南関東地区実行副委員長の
# 奥様です。(以降、省略)

と、写真にコメントをつけました。


実は試走会の時に会場でこの方と少しお話をしたんですが、こちらのチームは8月のとある週末に合宿をして開発を進めるそうです。どこでやるのかと思ったら、3月末にも技術委員会合宿を行い、8月末には東京地区や南関東地区のモデル審査合宿を行う、いつもの研修センターだそうです(^^;
この研修センター、お一人様の料金が会議室や体育館等の使用料込みの一泊三食付きで\5,000です。どなたでも利用が可能ですので、合宿を検討されている方は候補に考えてみてはいかがでしょうか。


あ、最後はひょっとして宣伝になってしまってる!?


ちなみ、チャンピオンシップ大会のモデル審査合宿はこの施設は使用しません。モデル審査員のこだわりがあって、毎年決まった場所で行っています。

東京地区試走会1

ちょっと更新の間隔が空いてしまいました。書きたいネタはいくつかあったのですが、なんだか気力が無く、今日になってしまいました。


さて7月も下旬になって、これから毎週のように全国各地のどこかで、試走会を中心にETロボコンのイベントが開催されます。ボクも先週末の東京地区試走会に、地区実行委員として行ってきました。
東京地区は参加チームが多いこともあって、会場に2コース設置し、かつ2日間の日程で開催しています。

例年、試走会1ではライントレースすることがやっとで、難所チャレンジはあまり見ることは無かったのですが、今年は果敢にチャレンジしている風景を見ることができました。

特にアウトコースの難所にチャレンジしていたチームは結構成功率も高く、シーソー→階段と両方クリアして、一周完走しているチームも何チームかありました。
ただしインコースの難所チャレンジはあまり見かけませんでしたね。こちらは次回に期待しましょう。


また昨年から始めたモデル相談所も今年は熱心な相談がありました。中にはもう提出できるような体裁のモデル図を持参して、相談してきたチームもあったようです。

# ちなみに上の写真の一番左側の後ろ向きの女性は、南関東地区実行副委員長の
# 奥様です。別にスパイに来ているわけではなく、東京地区出場チーム関係者
# としての見学です。なら、ご主人は?ちょっと歩くのが辛いそうです;-p


試走会に参加されたチームのみなさんとも色々な話をさせていただきました。
中でもちょっと面白かったことは、また別の機会に記事にします♪
# いつになることやら...(^^;

今年最初の試走会

昨日、今日、今年最初の試走会が南関東地区で実施されました。ボクも新しい難所(シーソー)のことが気になって、昨日の7/3はお手伝いに行ってきました。

試走会の会場は横浜駅東口の横浜新都市ビル9階のセンタープラザで、一般の方も見学ができるところです。


一般の方が見学できる会場ということで、南関東実行委員会のみなさんはETロボコンのPRコーナーもありました。なかでも走行体をWiiボードを使って操作するコーナーは、お子さまにも大変人気がありました。

これと同じコンセプトのゲームはWii Fitにもあったと思いますが、テレビの画面ではなくて実際にモノが動くと、その感じ方はやっぱり違います。


さて肝心な試走会の状況ですが、結構レベルが高かったと思います。単にライントレースするのは既に当たり前で、難所にチャレンジしているチームが結構いました。特に今回初お披露目となったシーソーにチャレンジするチームもあって、コースをずっと見ていた実行委員の話では通過に成功したチームは4〜5チームくらいあったようです。


最初に開催される地区大会まで2ヶ月を切りました。参加チームのみなさんには、どんな熱い夏になるのでしょうか!?

試走会が始まります

先週にすべての地区で公式の技術教育が終了したと思ったら、もう今週末から試走会が始まります。
今年のコースの難所の目玉はやっぱりシーソーなのでしょうか!?


このシーソー、先週末の土曜日に量産品のチェックを実行委員会の技術顧問と一緒に行ってきました。

それにしても今回の3D難所は、この技術顧問に振り回されっぱなしだった感じです(^^;
こういった難所に使用する材料は、参加チームが比較的容易に入手可能なものになるように心がけています。試作品を作るときもホームセンターで簡単に購入できるもので作成しています。しかし使用した木材はJISの規格とは違う、メーカーの独自仕様の製品だったようです。
次に競技規約に載せていた、シーソー、階段の黒線に使用しているラシャ紙の情報が間違っていました。
# 某ブログによると、この件で「ラシャ紙さん」と呼ばれてるとか呼ばれてないとか...
そして最後にシーソーの軸に使用している家具用ダボ。指定されたサイズのモノは、難所の製作を依頼した業者が使っている家具屋さんでも「そんな物は無い」と言われてしまう始末orz
それにしても、まぁこうも入手が難しい材料ばかり使ってくれたんでしょう!?これらの材料は、技術顧問のお宅の近くのホームセンターで購入したそうなのですが、このホームセンターはとんでもなくマニアックなモノまで扱っているのでしょうか。ちなみに、ボクの勤め先の途中に技術顧問が利用しているホームセンターの系列店があったので行って見たのですが、木材、ダボともに見つけられませんでした;-p


何はともあれ、今週の土曜日は今年のコースのお披露目です。ボクも会場のどこかにいます。


そうそう、参加チームブログを見ていたら、シーソーをクリアしているチームもあるようですよ♪
http://www.kobedenshi.ac.jp/blog/robocon/2010/06/et2010_2_1.html

インコース難所名称が決まるまでの舞台裏

ちょっとバタバタしていて、ブログの更新ができていませんでした。もちろんサッカーW杯の影響は、結構あります(^^;


さて先週末(6/25)に競技規約が更新され、インコースの難所名称が「エニグマ・デコーディング(仮称)」から「ミステリーサークル」に決定しました。
正式名称は決まりましたが、インコースの難所名称決定までを、記憶を頼りに残しておこうと思います。


まず今年のETロボコンで超音波センサーを使う難所は、多くの参加者が「車庫入れ」や「チキンレース」のような形式のものを想定していたのではないかと思います。しかしそれをうまく裏切る形で、超音波センサーを使って符号を読み取るという案が、このブログを始めるより前に開催した1月技術委員会の時点でほぼ決定していました。この時には、まだ難所の名称は何も考えていません。
3月末に技術委員会合宿で検証を行い、競技規約に盛り込む段階になって、いよいよ難所の名称が必要になりました。いくつかあった案はどれもイマイチで「それなら参加者から公募してしまえ」となり、そのときは「○○○(仮称)」とすることにしました。それでも「○○○」の箇所は決めておく必要があります。いくつかあった案の内「どうせ変わるのだからダサイ名称」ということで、一番よく分からない名前で、かつマニアックぽいということで「エニグマ・デコーディング」を仮称として採用しました。
# ちなみに「エニグマ・デコーディング」を発案したのは組込み業界のシーラカンス
# 某閣下です;-p


名称公募のタイミングは、競技規約を公開した時点で行えばよかったのですが、ちょっともたついてしまい、5月の終わりになってしまいました。そのせいもあってか、一般公募で集まった難所名の数は、実はそんなに多くありませんでした。「エニグマ・デコーディング」という、ちょっと謎めいたネーミングにインパクトがあり、かつ公募の案内の無い期間が長かったこともあって、参加チームのみなさんに「エニグマ・デコーディング」の名称が浸透していたようです。


応募数が少なかったこともあって、「エニグマ・デコーディング」をそのまま正式名称にしようという意見も技術委員会の中でもあったのですが、当初の予定通り応募してもらった難所名から正式名称を決めました。決定までの手順は、単純に技術委員会メンバによる投票です。獲得票数が同じ場合は技術委員長判断です。最終的には「エニグマ・デコーディング」も残す折衷案を採用したような形になりましたが、「今回はこれでよかったのかな」と個人的には思っています。


なお、とある地区のマリオ似の実行委員さんからも難所名の応募がありました。その名称は、技術委員会の投票で獲得票数が'0(ゼロ)'であったことを付け加えておきます♪

東京地区技術教育2

昨日東京地区の技術教育2の手伝いに行ってきました。東京地区は参加チームが多いので、技術教育を2回に分けて実施しています。内容は、「モデリング実践」と「モデル実装」の2テーマ。技術教育1の「モデリング入門」からすると、はるかに内容が難しくなっています。これのすべてを理解できなくても、「う〜ん、そうなんだ」と思ってもらえれば、単に「動けばいい」だけのプログラムを作るきっかけになってもらえればと思います。
# でもプログラムは「動いてナンボ」ですが(^^;


また東京地区では、今年から実行委員会共通コンテンツの講義の後に、参加自由の「技術交流会」というテーマを決めたテーブルをいくつか作って、実行委員と雑談会(?)をしています。ボクも昨日は「戦略・難所」というテーマのテーブルを担当をしてました。
そこで話した内容は、やはり今年の難所シーソーのことが多かったですね。「なんでシーソーはあの材料になったのか」とか「ホントに止まれるの?」とか...こと止まらせることについては、実際にできるかどうかは別にして、こんなページがあったので紹介しておきました。
http://www.kobedenshi.ac.jp/blog/robocon/2010/06/et2010_13.html


さて、最後に5月に南関東と九州、そして昨日の技術教育に行って、ボクなりに感じたことをちょっとだけ。
技術教育の演習で受講者の席を回って解答をのぞいているときに、学生さんチームの方に多かったのですが「これであってますか?」という質問が多かったですね。この質問には正直参りました。確かに演習問題だからその解答例はあります。しかしそれはあくまでであって、それが唯一無二の答えではありません。モデリングをどういった観点で行ったかで、できあがるモデルが変わってきます。その辺のことを分かってもらうのは、実際にモデルを使ってプログラムを作成するようになってからなのかなと思った次第で。